旧プロフィール

川島 彩
aya kawashima

経歴

同志社大学 文学部 美学及び芸術学専攻 卒業

大学では、主に絵本をテーマに研究。卒論は「絵本における想像力」。

 

絵本の絵は、子どもがその世界に入り込んで、遊んで、戯れて、経験を積んで、元の世界へ戻って来るのを手助けするものです。説明的に補足する絵ではなく、入っていける世界としての絵です。

 

「正しくなくていい(=写実的でなくていい)けれど、世界観を壊してはいけない

 

大学での研究を通して得た、このような気づきと、まだ言葉を持たない子どものための優れた絵にたくさん触れた経験が、言葉にならない想いや理念を世界観で表現する今の仕事に大きく影響しています。

 

マサモードアカデミーオブアート研究科 卒業

大学卒業後に、働きながらマサモードアカデミーオブアートに通い、モードデッサン、クロッキー、色と構図、木炭画、水彩画、クリエイティブアート、ビジュアルデザインなどイラストやデザインの基礎を身につけました。

 

画面を切り取る(トリミング)試験の際、「考えてやっているというより、生まれ持ってそのような感覚を備えているとしか言いようがない」と高い評価を得ました。この感覚は、現在もバナー制作や写真を使った画像制作に大いに役に立っています。

【当時の作品】
  

 

グループ展「【PEACE SUMMER 2006】~クリエイターの夏祭り~」出展

2006年から2年間、グループ展などに出展したり、個展を開催し、多くの作品を描いていました。大学時代に絵本の研究で学んだ「世界観を形にする」ことを、実際に試行錯誤やってみてアウトプットし尽くした期間でした。

【当時の作品】
  

 

スポーツ専門テレビ局のWebチームに在籍

HPを作るにあたりPhotoshopとIllustratorを使い始めましたが、独学では限界を感じたため、上京し、スポーツ専門テレビ局のWebチームで働くことになりました。

 

勤務初日の仕事は、1日中Photoshopで画像を作る仕事だったのですが、あまりの楽しさに「天職に出会ってしまった・・・」と感じました。今でもPhotoshopやアプリを使って画像を作ったり、加工したりするのは、息をするように自然にしている行為であり、常に没頭できて、そして常にうまくいきます。

 

その後、8年間在籍し、Photoshopはもちろん、HTML言語やCSS言語を習得し、自在にWebページが組めるスキルを身につけました。

後半は、Webサイトのアクセス解析&検証、コンテンツ制作にも深く携わり、サイトを訪れた方が迷わない導線作り、サイトのPV数を伸ばす施策を日々考えていました。

独立し、一般社団法人ライフミッションコーチ®協会の専属デザイナーに

一般社団法人ライフミッションコーチ協会の専属デザイナーとして、協会のロゴ、グラフィック全般、ホームページ、名刺、グッズなどのデザインを担当しました。

 

また認定講師さんとの連絡業務、印刷・配送関連の担当会社との連絡業務、ホームページ制作会社との連絡業務を担当しました。協会立ち上げ期だったので、連絡業務の流れや仕組みを確立し、誰でもできる形にマニュアル化しました。

 

2000年から18年にわたり、絵本、イラスト、Webと形を変えて様々なデザインに携わり、学び、スキルを磨いてきました。

メッセージ

「あなたは今、満たされた気持ちで子どもと過ごしていますか?」

この質問に自信を持って「はい」と答える事ができないのであれば、
ぜひ続きを読んでみてください。

 

私は、かつて「3歳児神話」を信じていました。

自分の母親が、私たち姉弟が幼い間は、子育てに専念していて、
かつ、とても楽しそうに子育てしていた印象が残っていたこともあって、
私も保育園には入れずに、3歳までは自分の手で育てる!

と、10代の頃から思っていました。

 

Web制作の仕事を選んだのも、これだったら、子どもを預けずに、仕事を続けられるのでは?
という思いがどこかにあってのことだったので、
私の中の「3歳児神話」は相当根強かったと思います。

 

(ちなみに、Webの仕事だろうがなんだろうが、子どもを見ながら仕事をするのは無理でした!笑)

 

しかし、いざ働き始めてみると、
”仕事をしないで生きていく自分”
”夫に養ってもらう自分”
が想像できず、私の中で、仕事を辞めるという選択肢がなくなっていきました。

 

3歳児神話は心に根強く残っているままで、
ではどうやって仕事と両立させていけばいいのだろう?と、
働きながら、ぼんやり模索している日々でした。

 

これといった結論も出ないまま、妊娠、出産し、
産休・育休に入ったことで、
いよいよこの問題に真剣に向き合うことになりました。

 

まずは、私が無自覚のうちにとらわれている
「3歳児神話」ってそもそも何?
というところから紐解いていきました。

 

色々な本を読んで、頭では、簡単に「3歳児神話」を手放すことができましたが、
心は、なかなかついてこられなかったです。

 

息子がもうすぐ1歳になる頃、
はじめてシッターサービスを利用しました。

私や夫以外の人と、ふたりで過ごせるわけがない!
と頑なに思い込んでいたけど、
シッターさんに横でずっと話しかけてもらいながら遊んでいる息子は、
泣くどころか、むしろ満足げなくらいでした。

 

この経験が、私の中の「3歳児神話」を完全に消してくれたように思います。

子どもを愛することと、
子どもの身の回りのお世話をすることは、別のこと。

 

息子を誰よりも愛することができるのは私と夫だけど、
息子のお世話に関しては、
私よりもプロフェッショナルな人がたくさんいると気がつきました。

 

その人たちの力を借りてもいいんだと思えました。
借りている時間に、私は私の才能を活かして働きたいと思いました。

 

行動してみたことで、やっと、腹落ちさせることができたのです。
「子育ては、ママひとりでするものではない!」と。

 

今、子どもは保育園に通っていて、私は日中、好きな仕事に没頭しています。
そして、充実感いっぱいで、罪悪感は微塵も感じないで、
足取り軽くお迎えに行っています。

 

私は「あなたは今、満たされた気持ちで子どもと過ごしていますか?」
という質問に対して、自信を持って「はい」と答えることができます。

 

満たされているのは、
自分の気持ちをいつも言語化していて、それに従って行動できているから。
行動を自分で選んでいる自覚があるから。
自分の人生を、自分で歩んでいる感覚が、ちゃんとあるから。

だと思います。

 

満たされているから、子どもの”育ち”も楽しむことができます。

人生を楽しんでいるから、子どもにとって、”うれしい人”でいられます。

楽しそうな私と息子を見て、夫も「しあわせ♡」と言ってくれます。

 

このブログでは、長年「3歳児神話」に捉われていて、
子どもを預けて働くことへの不安や迷いで揺れまくっていた私が、
自分の思い描いた理想通りの働き方を実現し、
自分で自分を満たせるようになるまでに出会った、

たくさんのヒントをお伝えしていけたらいいなーと思っています。